14. 2011年 vsボルトン(●1-2):プレミアリーグ

90分という時間帯に決まったタミル・コーエンのヘッドに屈したアーセナル。これでタイトル争いからの脱落がほぼ決まってしまった。

前半は低調だったが、GKヴォイツェフ・シュチェスニがケヴィン・デイヴィスのPKを止めるなど、落とせない一戦を勝つためのチャンスは十分に作り出していた。

だが、まさかに不意打ちを食らい、残り4試合で首位マンチェスター・ユナイテッドに勝ち点差で9ポイント引き離される結果となった。

13. 2016年 vs ワトフォード(●1-2):FAカップ

今年のFAカップ敗退の仕方は破滅的なものではなかった。ハードワークとデンジャラスさを持ったワトフォードはエミレーツでいいパフォーマンスを見せたし、勝利に値した。

だが、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、スウォンジー戦の3連敗と相まって、この3年で初となるFAカップの敗戦は気の滅入るものであった。連覇の望みは消え、ヴェンゲルには以前にも増してプレッシャーが掛かっている。