4. 2015年vsモナコ(●1-3):UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16第1戦

有利な組み合わせだったにも関わらず、アーセナルの“うぶ”さと不器用さがまたも露わになった。

1stレグでのこの敗戦により、準々決勝進出の望みは実質的に潰えた。元スパーズでもあるディミータル・ベルバトフを含め、アウェイゴールを3つも許したのだ。

敵地での2ndレグに2-0で勝利したものの、またしても時すでに遅し。5シーズン連続でベスト8入りを逃す結果となった。

3. 2015年vsオリンピアコス(●2-3):UEFAチャンピオンズリーグGS

バイエルンとの連戦を前に、この試合は「Must Win」だと語っていたヴェンゲル。だが、GKペトル・チェフを休ませダビド・オスピナを起用するも、コロンビア人GKはオウンゴールを喫するなどこの策は裏目に出た。

また、アレクシス・サンチェスの同点弾からわずか59秒後に決勝点を奪われており、得点直後の守備組織の欠如が露わに。この敗戦は、ヴェンゲルの長期指揮に対し再び疑問符を投げかけるものになった。