アムネスティの報告によれば、インドから来たという労働者の一人はこう語ったという。

  • カタールでの仕事を得るために4300ドル(およそ48万円)の手数料を払った
  • 約束された賃金は最大で半分まで削減され、数ヶ月支払われないことも
  • その条件に不満を持つと脅される

ネパールから来た労働者には、昨年発生した大地震の後に家族を訪問することすら許されなかったという者もいたという。

サリール・シェーティー
(アムネスティ・インターナショナル)

「出稼ぎ労働者に対する虐待は、世界のサッカー界の良心に付着したシミのようなものだ。

選手にとっても、ファンにとっても、ワールドカップのスタジアムは夢の場所だ。

しかしながら、我々が話した労働者の何人かによっては、ここは悪夢のような生活を感じる場所なのだ」

「この仕事に就くための負債があり、砂漠のむさ苦しいキャンプに住み、雀の涙のような賃金を支払われている。

この多くの出稼ぎ労働者の姿は、スタジアムでプレーしている一流のサッカー選手と比べれば、全く対照的な存在だ。

時間通りに給与が支払われること。そして必要であれば出国を許されること。尊厳、そしてリスペクトを持った扱いを求めている」

「FIFAの新しい指導部が、新しいページをめくることに対して真剣になるのならば、出稼ぎ労働者を虐待して作り上げたスタジアムで世界的なイベントが行われることは許せないはずだ」

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