ここからは、『What the Mercurial』の元になったスパイクたちを紹介(※文章はすべてNikeのリリースより)。この機会に「マーキュリアル」の歴史をぜひ振り返ってほしい。
1998 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー
スピードを生み出すために陸上スパイクを参考にして作られた「ナイキ マーキュリアル」は1998年の夏に発表されました。軽量化のためにプレートは薄めに設計され、従来の皮革よりも薄く軽い合成皮革KNG-100のアッパーがフットボールスパイクの常識を変えました。ブラジルのアイコン的存在のロナウドが、フランスでマーキュリアルを初めて着用しましたが、大胆なシルバー、ブルー、イエローのカラーリングが現代フットボールにおける新しいスピードの表現となりました。
2000 ナイキ マッチ マーキュリアル
高い機能性の証しとして5つのドットを製品に刻んだ、ナイキ アルファプロジェクトの一つとして、2000 ナイキ マッチ マーキュリアルは発売されました。メタリックコパーのKNG-100は爪先に向かってブラックへと変化します。この製品の5つのドットは、「What the Mercurial」にもメタリックゴールドグロスで表現されています。
2002 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー I
ロナウドがシルバークローム、ブラック、ボルトのカラーを着用し、2002年の夏に始めてピッチに登場させた「ナイキ マーキュリアルベ ヴェイパー I」には、たくさんの「はじめて」採用されたものがあります。まずこれが、ナイキにとってはじめて200gを切ったフットボールスパイクであり、アッパーに縫い目をつけない仕上げを施し、さらにはじめて解剖学に基づいて開発した足型を用いて成形されています。