チェルシーは現在の本拠地であるスタンフォード・ブリッジの建て直しを計画している。それには3年を要するのだが、その間に使用するスタジアムがまだ決まっていない。
ウウェンブリー・スタジアムを借りようとしているのだが、もしかしたらそれがオリンピック・スタジアムになる可能性がある、というのが事の真相である。
ラグビー専用競技場であるトウィッケナム・スタジアムを使用する可能性もあるようだが、『Daily Mail』によれば、オリンピック・スタジアムも候補地であり、すでに同スタジアムを管理するLondon Legacy Development Company(LLDC)との交渉をスタートさせているとのこと。
とはいえ、その3年間の賃料というのも課題であり、また、LLDCはウェストハム以上の金額をチェルシーに求める可能性があるという。つまり、LLDCがチェルシーに請求する額によっては、ウェンブリーやトウィッケナムになる可能性も充分にあるようだ。
なお、ウェンブリーを管轄するFAはシーズン2000万ポンド(およそ31億円)を要求しているといわれているが、チェルシーはひとまず多方面と交渉し、天秤にかけているところと見て良さそうだ。
ウェストハムやサポーターからすればせっかくの新スタジアムであり、「俺たちの!」という気持ちは強いはず。なんでもシェアする時代とはいえ、“3年間の同居”は心地よくないだろう。