ジェイミー・ヴァーディ(レスターで岡崎慎司とライバル)
気が付いたら“最強の2人”になっていた。レスターでのヴァーディと岡崎の関係性を語るには、そんなうたい文句がふさわしい。
マインツから岡崎が加入した後、ヴァーディはカジノで「ジャップ」と東アジア人に対する人種差別発言をしたことにより処分を受けていたからだ。これを見て、ヴァーディと岡崎はうまくいかないのではないか?そう思った日本人は少なくないはずだ。
だが、開幕をしてみればポジション争いをする二人はいつしかコンビを組むようになっていた。前年度レギュラーで11得点をあげたレオナルド・ウジョアをスーパーサブに追いやり、前線から二人で守備をする姿はレスター躍進の代名詞の1つになった。
かつて医療用の副木を作る仕事をしていたノンリーグあがりのストライカーは、今ではイングランド代表としてEUROで得点をあげるほどに成り上がった。
2015-16シーズン 36試合5ゴール(岡崎慎司)、36試合24ゴール(ジェイミー・ヴァーディ)