旧ユーゴスラビアから独立を果たしながらも、政治的理由から長くFIFAへの加盟が認められなかったコソボ代表。

しかしその風向きは徐々に変わり、2014年には一時的な措置としてFIFA加盟協会の代表チームと親善試合を行うことが認められ、今年5月にはFIFAの年次総会でついにFIFAへの加盟が正式决定した。

この結果、コソボはこの9月からスタートする2018年ワールドカップに向けた予選にも出場することとなり、クロアチアやアイスランドが入るグループIに振り分けられた。

コソボにとってワールドカップ予選への出場は夢にまで見た瞬間だ。

アルベルト・ブニャキ監督はその歴史的な幕明けとなるフィンランド戦に向け代表メンバーを発表したのだが、そのリストには長くFIFAに加盟できなかったコソボなりの“あること”が起きていた。

マンチェスター・シティの下部組織出身の若きMFバーサン・ツェリナなど25名が選ばれたのだが、選手名の右上に星印がついている選手が10人いる。実はこのメンバーはFIFAの承認待ちであるのだ。

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