残念なことに、AFC主催の大会ではこうしたことが頻繁に起きている。

こちらは昨年行われたアジアカップ決勝の写真。

マイル・ジェディナクが優勝カップを掲げ紙吹雪が舞う中、なんと壇上には9名もの役員がズラッと並んでいたのである。そのため、最高の瞬間に肝心の選手たちが隠れてしまったという悲劇が起きた。

李忠成のスーパーボレーで日本がオーストラリアを下した2011年大会でも、やはり同様のことが起きていた。

こちらは長谷部誠がトロフィーを掲げた直後の写真だが、拍手を終えたAFCの役員はあろうことから正面からステージを降りようとしている。

現地にいたカメラマンやフォトグラファーにとっては、邪魔で仕方なかったのではなかろうか。

こうしたAFCの運営は、「選手が主役」という意識が希薄なゆえのものだろう。

FIFAやUEFA主催のメジャーコンペティションでは絶対にありえない光景であり、今後アジアカップなどの大会を一つ上のレベルにするにはこうしたところから見直してほしいものだ。