クラブワールドカップの決勝でレアル・マドリーから2ゴールを奪った柴崎岳。

その名はすぐさま世界にまで轟き、英国紙は「日本のイニエスタ」と紹介した。海外移籍に関するニュースも出ており、一躍「時の人」となっている。

このゲームで柴崎と対峙したのが、レアル・マドリーDFラファエル・ヴァランだ。

ヴァランといえば、弱冠18歳でマドリーに引き抜かれた天才DFだ。

その移籍にはジネディーヌ・ジダンが関わっていたと言われており、恵まれたな身体能力と落ち着いた対応ができる世界でも最高クラスのDFだ。なかでもスピードは目を見張るものがあり、ピエール・オーバメヤングを相手にしてもほぼ互角にやりあうほどである。

そんなヴァランも、この日ばかりは同世代の柴崎に2ゴールを許してしまった。

このゴールによって、ヴァランの脳裏には柴崎の名が刻み込まれたことだろう。しかし、対する柴崎は随分と前からヴァランのことを意識していた。

2012年、Jリーグアウォーズでの「名スピーチ」がそれを物語っている。