▼左WBにはキーラン・ギブスを起用せよ

右のアレックス・オックスレイド=チェンバレンが生粋のウィングバックに見えた一方で、左のナチョ・モンレアルは快適そうには見えなかった。最近のモンレアルはややスピードを失っており、そこを突かれる可能性がある。

ウィングバックとしてよりよいオプションとなるのは、ギブスだろう。ウィングや中盤の経験もある彼には、3-4-2-1のサイドに必要とされる膨大な仕事量をこなせるフィジカル的素養がある。

システム的にウィングがいないシステムのため、WBには守備面でのカバーだけでなく、攻撃面での幅ももたらさなければならない。

▼「3-5-2」への変更も考慮せよ

ボロ戦ではアルバロ・ネグレドに同点弾を許す脆さをみせ、責任の所在が不確かになっているように見えた。

それは時間が解決するかもしれないが、試合をよりコントロールするために中盤にもうひとりを加えるほうがいいかもしれない。チェルシーのアントニオ・コンテ監督も3-4-2-1に適応し始めている際、3-5-2も用いた。

前線の2枚はジルー&サンチェス(ルーカス・ペレス&ウォルコット)、両ワイドにはチェンバレン(ベジェリン)&ギブス、そして中盤の3枚はジャカ、ラムジー、アル・ナーニー、エジル、さらに19歳のエインズリー・メイトランド=ナイルズらの組み合わせにする。こうすることによって、3バックのプロテクションになるかもしれない。

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