『Squawka』案:アトレティコ・マドリー
もし新スタジアム建設に巨費を投じていなければ、トッテナムもオプションになりえた。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は若手のポテンシャルを開花させるスペシャリストだ。
スパーズがオプションから外れるなら、アトレティコはどうだろうか?
もしグリーズマンが退団するなれば、彼の穴を埋めるべくアタッカーを連れてくるために投資を行うことだろう。2011年にはセルヒオ・アグエロをマンチェスター・シティに売り、そのほとんどをラダメル・ファルカオ獲得に費やした。当時ポルトにいたコロンビア人ストライカーは、現在モナコでエンバッペとコンビを組んでいる。
ただ、今回はケヴィン・ガメイロがその穴を埋めるかもしれない。彼はすでにグリーズマンの引き立て役としてやれることを示している。とはいえ、彼を売ればアトレティコは相当の金額を手にすることになり、エンバッペ獲得に投資することもできる。
そして、アトレティコはストライカーとしての第一人者になれる場所だ。アグエロ、ファルカオ、グリーズマン…アトレティコは文字通り(ストライカーの)“学校”となってきた。フェルナンド・トーレス、ディエゴ・フォルラン、ジエゴ・コスタらも全員が卒業生だ。エンバッペの得点感覚はこの血統にフィットするだろう。
ディエゴ・シネオネ監督が今年か来年に退団することになったとしても、スペインと欧州におけるアトレティコの地位が失われるわけではない。また、エンバッペがマドリッド行きに価値を見出さないことにもならないだろう。
モナコが彼をすぐに売るかどうかは分からないが、そのポテンシャルを開花させるための次のステージとしてアトレティコはパーフェクトな場所になりうる。