ヴォイツェフ・シュチェスニ
(アーセナルに行ったときについて)
「僕がアーセナルに行った時は、家族から離れて、週に80ポンド(およそ1万1594円)の奨学金を受け取っていたね。
何もするお金がなかった。基本的には家にいるしかなかったね。アーセナルの最初の2〜3年は、練習して、帰って、寝て、回復して、また練習に行くだけ。それだけだったよ。
当時は母に電話もできなかったし、飛行機のチケットも買えなかった。お金がなかったからね」
(アーセナルについて)
「10年間、僕は愛するクラブでプレーできた。アーセナルほどローマに尽くせないなんてことは言わないよ。ただ、感情が異なるのは当然のことさ。
いつもアーセナルの試合は見ているよ。見られない時はハイライトをね。
どうにもできないね。今季はアーセナルのファンとして見ているのが辛かったよ。1500マイル離れているからまだマシだったかな!ただ、応援するのを止めることなんか出来はしないよ。
チャンピオンズリーグでも、プレミアリーグでも、今季は失望だった。アーセナルのファンとしては、FAカップに希望を託したいよ。幸運を祈り続けている」
「2017-18シーズンのことを考えて、その後決断を下すよ。まずはアーセナルがどうするかを決めるわけだけどね。
時間がかかることは分かっているよ。そして、まだ今季に集中している。正しいことをやっていくために。あとは時間が教えてくれるさ」
シュチェスニが語るアーセナル退団と「愛」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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