4位 バルセロナ

構成員:セルヒオ・ブスケツ、イヴァン・ラキティッチ、アンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシ

チャンスクリエイト数/デュエル勝利数:33回/116回

評価:メッシはMFをカバーするために、かなりの時間を中盤で過ごした。そして、春になるとルイス・エンリケはシステムを完全に変更。メッシを中盤のダイヤモンドに置く、3-3-1-3にした。

次に起きたことは、伝説的なものだった。メッシを中央においたバルサの中盤は、再び活気づいたのだ。リーガでの7試合で6勝1敗、25得点7失点という記録を残した。無論、この3-3-1-3はPSG相手に大逆転を成し遂げるための「攻城兵器」ではあった。そして、バルサは6-1という驚異的なスコアを叩き出した。

だがセビージャを撃破した後、ルイス・エンリケは奇妙にもこのシステムを捨てた。メッシのプロテクションを失ったことで中盤は弱体化し、バルサは4-3-3に戻した最初の2試合に敗れ去った。それによってリーガ連覇はほぼ消滅。エンリケが3-3-1-3に固執したならどうだったか。

3位 ユヴェントス

構成員:サミ・ケディラ、ミラレム・ピャニッチ

チャンスクリエイト数/デュエル勝利数:89回/180回

評価:ここ数年でアルトゥロ・ビダル、ポール・ポグバというMFを失ったユーヴェ。今季は彼らの代役を中盤に組み込みスタートさせた。すると、むしろこれまでよりも向上した。

最終ラインが3バックであろうと4バックであろうと、ケディラは中盤で無尽蔵のエネルギーとなり、ピャニッチは素晴らしい精度を誇るプレーメイカーとして君臨した。素晴らしくバランスの取れたMFデュオだ。

【次ページ】1位はやっぱり!