3. チェコ

日時:2004/04/28 (水)
試合情報:国際親善試合 (@プラハ)
スコア:チェコ代表 0-1 日本代表
得点者:久保 竜彦 (33分)

対戦相手で出場した主な選手:ペトル・チェフ、パヴェル・ネドヴェド、ヤン・コレル

【コメント】

日本代表が上げた金星の中でも、一点の曇りもなく「会心の勝利」と言えるのがこの試合だ。

相手のチェコは近年こそ国際舞台で目立った成績を残せていないが、当時はネドヴェド、ポボルスキー、ロシツキー、コレルら“黄金世代”の絶頂期で、EURO本番を間近に控えていることもあって日本戦に揃って先発していた。

そんな相手に勝利を収めたこともすごいが、決勝点もすごかった。稲本のパスを受けた久保竜彦がゴール前でウイファルシをかわすと左足一閃。矢のように高速のシュートは、チェルシー移籍前の若き守護神チェフの反応を許さず、ニアサイドをものの見事にぶち抜いたのだ。

ゴールを決めた久保は後年、「相手は本気じゃなかった」と語っている。

それでもチェコはこの数カ月後に行われたユーロのグループステージでオランダ、ドイツを撃破しベスト4入り。その潜在能力は間違いなく当時の世界最高峰であった。

選出者:編集部H