トーマス・トゥヘル
長所:
トーマス・トゥヘルはアーセン・ヴェンゲルを引き継ぐ候補としてはフロントランナーである。
ドルトムントの前には、昇格したばかりのマインツで、制限された予算のもとで戦った。その中で攻撃的なサッカーをし、9位にまで上り詰めた。
さらに次のシーズンでは5位に入り、ヨーロッパ行きの資格も獲得した。しかし、その予算では欧州と同時に戦っていくことは不可能だった。
ドルトムントではユルゲン・クロップ監督の失敗を受けて、そのあとを任された。ブンデスリーガ2位に入り、バイエルンに次ぐ結果を残している。
どちらのクラブでも、トゥヘルは若い才能をチームにもたらしてきた。それはエミレーツ・スタジアムでも求められるものだ。
短所:
メディアの報道によれば、彼はパリ・サンジェルマンとの契約に近づいているという。ただ、彼がこれまで達成したものを考えれば、まだビッグクラブに誘われるほどでもない。
エディ・ハウもそうだが、ビッグクラブを引き継ぐまでに学ぶことはたくさんある。アーセナルはユナイテッドの失敗を繰り返すべきではない。
アレックス・ファーガソンが離れたあと、モイーズは苦しみ、モウリーニョもその「遺産」に苛まれている。
果たして、経験が浅い指導者を任命することがいい判断になるのかどうか?