――昨日の試合を終えてから今日ここに至るまで、どんなことを考え、いつ最終的なメンバーを決めたのか?
「今朝、昨日のゲームでプレーした選手を含めて全員のメディカルチェックを行って、その上で最終的にスタッフの意見も聞きたいというなかで最終的には今朝決めました。
ただ自分の中で、昨日の試合が終わった時点でほとんど大きな怪我はなかったので、そのなかでリストは作らせてもらいました」
――重要視したポイント、基準になったところは?
「大会に臨むにあたって、対戦国も含めていろんなプランを立てる、いろんなシチュエーションを考えたなかでどれだけ絵を描けるか。
そのなかに選手たちがどう入ってくるのかという可能性をたくさん持ちたいというのが、これは指導者は持つことなので。
そういう可能性を膨らませられるタレントをこれからどう組んでいけるか。そういうことを考えるなかで、ポリバレントと言いましたけども、そういうことも含めていろんな可能性を考えたい。そういう基準は一つあります。
自分の中で第1試合、 第2試合、第3試合っていうようなシミュレーションをいろいろできる…そういう中でそこに選手が入ってくることを考えながら。そうすると非常に膨らんでくることは間違いないんですね。
そういう選手たちの可能性を信じたいと思います」
――候補メンバーからは3人が落選。昨日も出場があった井手口はなぜ外れたか?三竿、浅野について考えていることは?
「非常に有望な若手の3人なんです。
この舞台に立たせてくれたのも彼らの力が大きいですし、彼らの代表でのパフォーマンスは強く感じていますし、それを求めたかったです。求めたいです。
ただ彼らの現状がそういう環境でなかった(所属クラブで出場機会が限られていた)ということもあって、そのなかで鍛えられている彼らであれば、さらに現時点で…いた(よりコンディションを上げた状態でいられた)と思います。
それを僕は期待して『確認をしたい』というなかで招集しました。非常にパフォーマンスは上がってきていました。
昨日も制限された時間の中でトライはしてくれましたが、さきほど言った可能性に関しては彼らももちろん考えたいところなんですけども、現時点でのトップパフォーマンスというなかでは、自分の中では持てなかった。
彼らには本当に期待している…これからの日本サッカーを背負ってくれるという選手だと思っています」