――今回のメンバーは、経験・実績のある選手が多い。日本サッカーを将来を見据え、若い選手を招集する考えもあったかと思うが、ロシアで勝つ可能性を突き詰めたということか?(日本テレビ)
実績、経験値のある選手たちだけではないと思っています。
若い、中堅の選手たち、力のある選手たち。そういう選手たちにも、ベテランと言われる選手からの影響を強く受けて、非常に良い状況でチームに入ってると思います。
ただ若い選手たち、これからのサッカー界を担っていく選手たちは、もっとそういう選手たちを超えることを考えなければいけないですし、そういう経験値のある選手たちも、見ている限り、良いパフォーマンスをしているので。
そういうバランスのとれたチーム編成が理想だとは思います。
――本番まで選手たちに戦術面とメンタル面、それぞれ最も強く求めていきたいこと、キーワードは?(NHK)
戦い方、戦術・戦略に関しては、昨日のゲームアプローチもそうだが、いろいろ対応していかなければいけない。
いろんな状況のなかで、日本のサッカーが通用する・しない部分、コントロールできる・できない部分は間違いなく起こってくる。これから高いステージのなかで、自分たちが優位に進められる(か分からない)…そういう対応力を求めたいなかで、昨日も今までと変わった戦い方をしてもらった。
そういうなかで、選手たちも自分のポジションが多少変わっても順応・対応する、いろんな意味で対応力がこれから自然にできるようになれば、完成していくと思う。そういう強さを求めていきたい。
――メンタル面は?
そういう意味でも経験値のある選手たちが、大舞台、今までとはおそらく違う状況・感覚を持った中で、そういうゲーム、ピッチの上に立っていかなければいけない。そういう意味で大事な選手になってくる。
これは、初めてワールドカップを体験する選手たちにとっては難しいアプローチなので、本当に厳しい瞬間を想定させたなかで、プレーさせていかなければいけない。0コンマ何秒1センチというような戦いの中で勝敗が決まる世界ですから、そういう厳しい瞬間というものを想定させて準備していかなければいけないと思っています。