――4月の欧州視察の時点で、香川はワールドカップに向けて厳しい状態ということだったが、現状をどう見て選んだのか。また、3大会連続出場の本田に期待する部分は?(報知新聞) 

香川に関しては4月…5月に入ってですかね。欧州に視察に行って直接会って、その日が彼にとってコンディションが良くない日だったようで。前後は彼なりにかなり回復して状態が良かったと。たまたま私が行ったその日、その状況を見ると、これは間に合うかな?という気は確かにしました。

ただその後、非常に回復力もよく、最終的にゲームに出られるような状況。制限ありましたけどゲームに出られる状況、その監督の判断がどうだったかは分かりませんが、状態は間違いなくその時点で上がっていることを確認できたのでメンバーとして入ってもらいました。

10日間のキャンプのなかでも上がってきましたし、昨日も、少し時間を増やしたなかで、最近3か月のなかでは一番長いパフォーマンス。彼らしいプレーもいくつか見られましたし、良くなっていると思いますし、さらに中盤オフェンシブのなかでの、彼の独特な感覚、センスというものは高まっていくのではないかと考えています。

本田に対しても同じです。コンディションは上がってきてますし、何しろ彼のああいう影響力、非常にチームにプラスをもたらしてくれてるので、それこそ経験値だけではないストロングな部分はこのキャンプで強く感じました。

――本田はかつてワールドカップで優勝すると公言した。「マイアミの奇跡」の立役者である西野監督は、どんな奇跡をわれわれに見せてくれるのか?(テレビ神奈川)

その「奇跡」を膨らませていきたいと思いますが、いま現実、23人を今朝選んで、これからどういうサッカーができるのか、選手たちがどういう活躍をしてくれるのか、そういう楽しみだけで、「奇跡」と言われても正直お答えできることではないんですが。

初戦のコロンビアに対して強く日本代表チームが入っていける。そして、あのコロンビアを倒すということを、今は“小さな奇跡”かもしれませんが持ちたい。その中で選手たちの活躍を願う、期待する、そこを求めていきたいなと今は思っています。

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