――勝つうえで監督が最も期待を寄せるキーマンは誰か?(フジテレビ)
1人ですか?
――複数人でもけっこうです。
う~ん、それは1人とは言い切れないですし、選んだ選手全員がそういう選手であってもらいたいなと思います。
――もう1つ。具体的な数字はあるか?
まず選手には、キーマンということよりは、自分のトップパフォーマンスを、私が選んだ選手に対して求めてるものを、まず大舞台で出してほしいなと思います。
いろんな原理原則、チームとしてのディシプリンは当然ありますけど、そういうなかで選手たちが持ってる、その選手しか出せない、そういうストロングなプレーをまず出して戦ってほしいなと思います。で、ポイント(勝点)を取りたい。各ゲームに対して。
いろいろぎりぎりのゲームがあるかもしれませんし、圧倒できるゲームがあるかもしれません。非常に厳しいゲームがあるかもしれない。そういうなかでやはり、グループステージの突破を少なくとも考えていますし、そういうぎりぎりの戦いなかでどうポイントを取らせていくか。それは選手たちに、常に求めて戦いたいなと思ってます。
――昨日の試合ではサイドからの攻撃パターンが目立った。選手に求めたいプレーは?(新潟日報)
昨日のシステムであればサイド、長友、原口、高徳、ある程度ポジションをしっかりワイドにとっている。
そういうなかで、センターで大島がボールをよく動かしていましたが、センターで動かせれば間違いなくサイドからの攻撃は増えますし、昨日も香川、柴崎が入った中で、センターで保持することができればサイドからのアタックというものは当然、増えてくる。
ただそれだけでは非常に単調になることもあるので。終盤増えたのがセンターからの崩し。それをさらに求めたいなと思います。選手たちのイメージはあるんですが、メンバーが変わったりするなかでまだコンビネーションが上手くとれないけども。
そういうオプションを増やしていかないと。グラウンダーでスピーディなことが起こらないと、日本の攻撃のスタイルからすると難しいところを感じている。そこは詰めていきたいなと。感覚的に共有できる部分はたくさんあると思うので。