ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で日本代表と戦うベルギー。
そのベルギーに日本のトヨタ車とのつながりをもつ選手がいる。トッテナムに所属するDFヤン・ヴェルトンゲンだ。
彼について2015年に伝えられた話題をあらためて紹介したい。
ヴェルトンゲンはベルギー国内での代表合宿に、母親とともにトヨタ・カローラで乗りつけたという。
アクセル・ヴィツェルはキャデラック、ケヴィン・デ・ブライネがラグジュアリーなSUVでやって来るなど、高級車に乗る選手たちが多い中、目立つ存在だったそうだ。
One of the best stories out of the international break - Jan Vertonghen's mom dropped him off at training. pic.twitter.com/N1W4vbZx0B
— COPA90 US (@COPA90US) 2015年10月8日
このカローラにヴェルトンゲン親子が乗る理由について、『7sur7』が伝えていた。それによると、母リアさんはこのように語ったという。
リア(ヴェルトンゲンの母)
「夫が生きていた時に買った物なんです。彼が座った最後の車です。
(車を購入してから)数週間後、彼は息を引き取りました。この車は9年になります。
夫が亡くなってからの月日です。(その月日を?)すぐには数えられません。
私にとって、多くの感情的価値があります。手放すことができません」
また、大破するような事故(夫がなくなった後の?)に見舞われた後も、完璧に修理をするためにかなりの出費をしてきたそう。
リアさんは、息子にとってもこの車には大きな価値があり、運転する時にはいつもノスタルジーが感じるとも語っていたそうだ。
ヴェルトンゲンは19歳だった2007年に父親を亡くしている。このカローラはその当時から9年に渡って2人が乗り続けていたとされている。もし今も現存しているとすれば、10年を超えることになる。