ウィルケル・ファリニェス
ドゥダメル監督が信頼を寄せる20歳の若き守護神。
この世代では世界屈指のGKで、上背はないものの生まれながらの柔軟な体を生かしたセービングと反応は天下一品。またPKを決めたことがあり、足元の技術やフィード能力にも優れている。
彼の名が知られるようになったのは、今から3年前に開催された2015年コパ・アメリカのこと。当時のノエル・サンビセンテ監督が「今後の成長に繋がる」として、まだプロデビュー前だった17歳の彼を招集したのだ。
それから2年後に行われた昨年のU-20ワールドカップでは立派に成長した姿を見せ、ベネズエラの守護神として毎試合のようにスーパーセーブを連発。ラウンド16でPK戦の末に日本を撃破すると、同国にとって快挙に等しい準優勝の立役者となった。