『Sydney Morning Herald』は29日、「ウェスタンシドニー・ワンダラーズのマルクス・バッベル監督は、本田圭佑を止めなければならないと公言した」と報じた。
土曜日に行われるAリーグ第6節で、ウェスタンシドニーは敵地でメルボルン・ヴィクトリーと対戦する予定となっている。開幕からの5試合で1勝2分け2敗と苦しんでいるウェスタンシドニーとしては、敵地であっても勝点3を獲得したい試合だ。
しかし一方のメルボルン・ヴィクトリーはリーグ3連勝中。開幕からメルボルン・シティ、パース・グローリーに連敗したが、その後は快進撃を続けている。その中心となっているのが今季加入した本田圭佑である。
バッベル監督は本田圭佑の実力を高く評価したほか、彼を止めなければ勝利はないと話したという。
マルクス・バッベル
「アグレッシブになる。とても簡単だ。チームとしてコンパクトさを保ち、積極的にならなければならない。
もしそれが出来なければ、チャンスはないだろう。メルボルン・ヴィクトリーと戦う上ではね。
ホンダはファンタスティックな選手だ。技術的にとても巧みだ。
彼は他の選手に目を向けられる。ひし形の中盤で10番をするか、8番をするかは大きな違いにならない。ファンタスティックな選手だ。
ボールを持っているときには非常に落ち着いている。だから我々は彼が試合に入ってこられないようにするための方法を見つけなければならないよ。
ホンダだけではなく、他の選手…ジェームズ・トロイージ、コスタ・バルバルーセズらも質が高い。熟練しているし、技術もあるし、スピードも豊かで、シュートも打てる。スペースを作ってしまえば、問題になるだろうね」
マルクス・バッベル氏は1995年から2000年にかけてドイツ代表51試合に出場した名DFで、今年ウェスタンシドニー・ワンダラーズの監督に就任している人物だ。