カタール代表の外国人は

こちらが、今回のカタール代表の「外国人比率」だ。

GK:

1. サード・アル・シーブ
21. ユセフ・ハッサン(エジプト)
22. ムハンマド・アル・バクリ

DF:

2. ペドロ・ミゲウ(カーボベルデ、ポルトガル生まれ)
3. アブドゥルカリム・ハッサン(スーダン)

4. タリク・サルマン
8. ハミド・イスマイル(スーダン)
13. タミーム・アル・ムハザ
14. サリム・アル・ハジリ
15. バサム・ヒシャム(イラク)
18. アブドゥルカリム・アル・アリ
23. アッシム・マディボ(スーダン)

MF:

5. アフマド・ファティ(スーダン)
6. アブドゥルアジズ・ハティム(スーダン)

9. ハリド・ムハンマド
12. カリム・ブディアフ(モロッコ・アルジェリア、フランス生まれ)
16. ブアーラーム・フーヒ(アルジェリア)

17. アブドゥルラフマン・ムスタファ
20. アリ・アフィフ(タンザニア・イエメン)

FW:

7. アフマド・アラールディン(エジプト)
10. ハッサン・アル・ハイドゥース
11. アクラム・アフィフ(タンザニア・イエメン)
19. アルマエズ・アリ(スーダン)

あくまで調査したなかで判明したものであるが、ご覧のように23名中14名が外国にルーツを持つ選手となった。

国別でみると現在大会8ゴールを記録しているアルマエズ・アリの出身地スーダンが5名でトップ。そこにエジプト、アルジェリア、アフィフ兄弟がいるタンザニアとイエメンが2名で続いている。

パーセンテージに直すと60%、やはりかなりの人数ではあるだろう。

ただ、これを見ると分かるようにいわゆるサッカー強国と呼ばれる国の選手たちではない。ペドロ・ミゲウ(ロ=ロ)はポルトガル出身だがカーボベルデ人であり、ブディアフもフランス出身だが北アフリカの混血だ。

カタールはかつて世界中の逸材を帰化させようと画策したが、それがFIFAの怒りを買い、ルールが改正されるきっかけにもなった

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特に対象となったのがブラジル人であるが、今回のメンバーにブラジル人はゼロ。

長年チームのエースとして君臨したウルグアイ人のセバスティアン・ソリアも加齢でいなくなり、現在の彼らを構成しているのはカタール周辺の国からやってきた外国人である。