外国人は14名だがその中身は

また、こちらを見てほしい。

外国ルーツだが、カタールで生まれた選手

3. アブドゥルカリム・ハッサン(スーダン)
8. ハミド・イスマイル(スーダン)
5. アフマド・ファティ(スーダン)
6. アブドゥラジズ・ハティム(スーダン)
23. アッシム・マディボ(スーダン)
11. アクラム・アフィーフ(タンザニア・イエメン)
20. アリ・アフィフ(タンザニア・イエメン)

外国で生まれ、カタールにやってきた選手

12. カリム・ブディアフ(アルジェリア・モロッコ、フランス生まれ)
16. ブアーラーム・フーヒ(アルジェリア生まれ)
7. アフマド・アラールディン(エジプト生まれ)
21. ユセフ・ハッサン(エジプト生まれ)
19. アルマエズ・アリ(スーダン生まれ)
15. バサム・ヒシャム(イラク生まれ)
2. ペドロ・ミゲウ(カーボベルデ、ポルトガル生まれ)

これは先ほどの外国にルーツを持つ14名を、出身地別に分けたものであるが、実はその半数はカタール生まれなのだ。

これにはカタールの事情を理解しておく必要があるだろう。

彼らは秋田県ほどの小さな国土に人口270万人ほどが住んでいるのだが、そのうちカタールの国籍者は10~20%ほどと言われている。これは中東の産油国によく見られるもので、彼らは一部の王族と大多数の外国人労働者によって国家を形成している。

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また、カタールは「出生地主義」ではなく日本と同じく「血統主義」を採用しており、二重国籍も認めていない。つまり、外国人がカタールで生まれ、それが何代経ったとしても外国人に過ぎないのだ。