『VZ』など各メディアは7日、「オマーン代表監督を務めていたピム・ファーベーク氏が辞任、指導者を引退した」と報じた。
ピム・ファーベークは1956年生まれの62歳。24歳で選手を引退したあと若くして指導者となり、多くのクラブで監督を務めてきた。
1998年から1999年には日本の大宮アルディージャで指揮を取り、その後フース・ヒディンク監督の下でアシスタントコーチに。韓国代表をワールドカップベスト4に導いている。
その後も京都パープルサンガ(当時)やアンティル諸島代表などさまざまな場所で監督を務め、2016年から長くオマーンを率いていた。
先日行われたアジアカップでは日本と同じグループで戦い、3位でベスト16に進出したオマーン。その後イランに2-0で敗れているが、その結果とは関係なく彼の個人的な事情によって辞表を提出したとのこと。
オマーンはそれを受けて理事会を招集。議論の末に辞任を受け入れることにしたという。
なお、ピム氏は『NOS』のインタビューに対して以下のように話し、次は地元で家族とともに過ごすと明かしたという。
ピム・ファーベーク
「次の目標は12月のガルフカップだけだ。そうなったときに思った。もう十分だと。
オマーンではいい思い出だけしかない。しかし国外での生活はしばしば孤独なものだ。友人や子供、孫たちと物事を楽しみたい」
大宮アルディージャの監督に就任してから20年以上国外を渡り歩いてきたピム。そろそろオランダに戻りたいというのが本音だったようだ。