欧州サッカーが佳境を迎えつつある一方、Jリーグは2019年シーズンの開幕が近づいてきた。

そうした中、『ESPN』では「現代サッカー界における最高の“必殺技”」を特集していたぞ!

イニエスタの“クロケット”(動画2分28秒~)

チャビとイニエスタ時代におけるスペイン代表とバルセロナの成功はパスによる部分が大きかった。

だが、チャビが生粋のパッサーだったのに対し、イニエスタは趣が異なる。緩急、素早いターン、そして、何よりもラ・クロケット(ダブルタッチ)だ。

アイドルだったミケール・ラウドルップから“拝借”したその動きは理論的には単純。だが、ハイスピードかつ超フィジカルな中盤の戦いにおいて、見るのに美しいものである。

開祖ラウドルップは「クロケットは見栄えがいいから存在するスキルではなく、次のパスにつなげることを目的とするものだ」と語っている。

ゴールスコアラーではなく目的をもったパッサーであるイニエスタにとっては完璧なスキルだ。