扇原 貴宏(横浜F・マリノス)
扇原は昨シーズン、超攻撃的なスタイルを貫いた横浜F・マリノスにおいて、アンカーのポジションでチームを攻守にコントロールしていた印象が強い。
広い視野を生かした左足のロングフィードに加え、細かいパスをつなぐ際には起点としても機能する。ボールの出し入れの判断が的確で、それらは足元の技術の高さが土台となっている。
セレッソ大阪のユースではセンターバックとしてプレーしていたが、トップチーム昇格後は当時のレヴィー・クルピ監督によってボランチにコンバートされた。よって、最終ラインでの起用も十分に可能である。
同じシティグループということもあり、チームでの役割はフェルナンジーニョのそれとほとんど同じである。今年は“偽センターバック”と同じようなタスクを担うゲームがあるかもしれない。