小川 慶治朗(ヴィッセル神戸)

下部組織出身でクラブのエースナンバーを背負うチームの顔は、湘南ベルマーレへの半年間の期限付き移籍を経て一回り成長して帰ってきた。

トップチームデビュー直後から鮮烈な活躍を披露しプラチナ世代の一員として将来を期待されたのは過去のこと、度重なる怪我とクラブの積極補強により近年はどんどんチーム内での序列を下げていった。

しかし、今シーズンはカップ戦での活躍からリーグ戦でも出場機会を掴むなど、スペースを突けるドリブラーの復帰を望んだ監督の期待に応えている。

途中投入されるとホームスタジアムは大きな歓声が沸き、空気を一変することができる。雰囲気をも変えられる正真正銘のジョーカーは、ここ何年もドリブル回数がリーグワーストのチームにおいて異色を放つ。