齋藤 学(川崎フロンターレ)
かつてはリーグ最強のドリブラーとして全ての対戦相手から恐れられたが、2017年に負った右膝前十字靭帯損傷による長期離脱からの復調に苦しみ、スタイルの異なるチームへの移籍もあって、昨シーズンは不完全燃焼に終わった。
しかし、先日のACLグループステージ第2戦のシドニーFCとの試合では、途中出場から2分で決勝ゴールをマークし、完全復活の狼煙を上げた。
今シーズンはここまで全公式戦で先発起用が0。この事実こそが王者の選手層の厚さを物語っているが、リーグ戦は開幕から4戦未勝利と沈黙。
3連覇に向けて大きく遅れをとっている状況だが、今こそ異分子的存在である齋藤の個人能力を解放する時だろう。今後のキーパーソンといえる。