右SB:スティーヴ・フィナン

しばしばこのときのリヴァプールにおいて弱点だったとも言われるフィナンであるが、その一貫性あるプレーで強固なディフェンダーとして活躍していた。2度のCL決勝を経験しているが、両方共途中交代になっている。

2008年までリヴァプールでプレーした後、スペインのエスパニョールへと移籍。そこであまり活躍できず、2010年にポーツマスで現役を引退した。

元アイルランド代表のDFは現在ロンドンに在住しており、不動産開発会社のフィナン・ディヴェロップメントを経営するビジネスマンになっている。

CB:ダニエル・アッガー

強靭なフィジカルとパワフルな左足で知られたデンマーク代表のDFは、その特徴あるプレーにおいてリヴァプールのサポーターに大きな印象を残した。

この試合でもコーナーキックからのフリックオンがディルク・カイトのゴールを導いており、記憶に残る選手だった。2014年にリヴァプールを退団し、プロデビューした古巣ブレンビーへと戻っている。

しかし2016年に31歳という若さで現役引退。怪我のために痛み止め薬の依存が進み、健康を懸念してキャリアを終えたのだ。現在は弟とともに水道会社を経営したり、慈善団体を運営したり、タトゥー文化を保護するコミュニティへの投資をしたりしている。