2019年シーズンもJ1は折り返し、後半戦がスタートした。

同時に、夏の移籍マーケットも活発化し、連日のように噂が飛び交っている。前半戦に露呈したウィークポイントを補うため、各クラブが動いている。

そこで今回は、実力はあるものの、出場機会が得られていないため、出番を求めて移籍することも考えられる選手を紹介したい。

藤谷 壮(ヴィッセル神戸)

東京五輪世代の不動の右サイドバックとして期待されていたが、今シーズンはリーグ戦で1試合の途中出場のみとなっている。その理由は2つ考えられる。

1つは、西大伍の加入。2年連続ベストイレブンはサイドバックに必要なすべての能力を兼ね備えており、付け入る隙もない。

2つ目が、チームの目指すポゼッションサッカーとの相性にある。リーグでもトップクラスのスピードを武器とする藤谷は、よりダイレクトなサッカーでこそ輝くだろう。

ポジションも学年も同じ初瀬亮が、愛着のあるクラブから自身の強みをより活かせる神戸に移籍し、足下の技術とキック精度を武器にスタメンを張っているように、藤谷も決断をすべきタイミングかもしれない。