飯倉 大樹(ヴィッセル神戸)
下部組織から横浜F・マリノス一筋だったが、この夏に別の港町への移籍を決断。朴一圭の加入によりベンチに座る機会が増えていた中で、ヴィッセル神戸と飯倉両者の思惑が一致した移籍となった。
GKに外国人枠を割く必要がなくなり、前任者のキム・スンギュよりポゼッションスタイルの素養は高く、この加入で神戸は2つの大きなメリットを得ることとなった。
また、3バックの左右が開き、最終ラインまで上がってきた飯倉と大崎玲央が並ぶ後ろ4枚でのビルドアップは、常に数的優位を維持でき、相手のプレスを混乱に陥れる。
戦力の大幅な上積みとなったトーマス・フェルマーレンと酒井高徳の加入も大きかったが、戦術の幅を広げたという意味では、飯倉の加入の効果は計り知れない。