小池 純輝(東京ヴェルディ)

30歳になっても進化が止まらない男がいる。「エーコ」のニックネームで知られる東京ヴェルディの小池だ。今シーズンは16得点をあげ自身初の二けた得点を記録、プロに入ってから初めてというハットトリックを2回も達成した。また、J2で350試合出場も達成、これは歴代で17人目であるという。

これまでサイドバックからフォワードまでプレーしており今季もサイドバックでもプレーした。元々スピードとシュートのパワーなどに定評があったが、主に左右のウィングに入り豊かな運動量で守備面の貢献も見せるなど多彩ぶりを見せた。16ゴールのうち11ゴールは右足によるものであった。

どうしてもサッカーファンは若い選手に期待したくなるものだが、サッカーに年齢は関係ない。ドイツやイタリアでは伝統的にかover30の親父ストライカーが活躍する姿をよく見ることができる。Jリーグでも30歳を超えてシンデレラストーリーを歩む男がいてもよいのではないだろうか。