――今までの「挑戦」の取り組みを教えてください。
Jリーグではじめてマスコットのファンクラブを作ったり、ホームゲームのイベントは奇抜なものをやっています。
ギャル雑誌『egg』とコラボしてのパラパライベントや『うんこドリル』とコラボしてうんこスタジアムなんて企画もやりました。
マスコットのゲンゾーは変身するのですが(編集部注:変身ヒーローもののような見た目のゲンゾイヤー)、そういうのは他クラブにはないですね。
ゲンゾー(変身前)
ゲンゾイヤー(変身後)
ヤサガラスというツエーゲンの敵役のマスコットもいます。
――ヤサガラスはグッズも人気でしたよね。こういうサッカーに限らない発想はどこから生まれてくるのでしょうか?
割とみんな雑談から生まれてきていて「面白そう」となったら、問い合わせフォームから連絡したり電話したりとか。そっちのほうが話が早いんです(笑)。
――それこそ挑戦ですよね。これから先の目標を聞かせてください。
WAYZは、まだ商品数が少ないので商品展開を増やすことです。そして、先ほども述べましたがブランドとタイアップすることとショッピングモールへの出店、セレクトショップでの取り扱いなどです。やりたいことはいっぱいあるけれど具体的にまだ決まっていません。
――予算や集客は別にして近年成績はJ2でも高い順位にあります。
北信越やJFL、J3、J2と上がってきたクラブでその時の方々がいろんな立場になって応援してくれています。サポーターだったりスポンサーになったり。
パラパラとかうんこスタジアムとかエンタメ要素の強い企画をやって試合に勝てないと「そんなことやってる場合じゃないでしょ?」という意見も出ると思います。でも、こうしたツエーゲン金沢のくだらない挑戦みたいなのもお客さんは「誇り」だといってくれるんですよ。そう言っていただけると原動力になります。