――自身の一番の強みは何ですか?
シュートストップのところもそうですけど、昨シーズン試合に出場し始めて、クロスなどハイボールの強さは身についてきたと感じます。
試合でトライをしながら、もちろんミスもありますけど、トライしつづけることでうまくいくプレーが増えました。それが自信にもなり、次に同じようなシチュエーションが来た時にトライできたりと、良い循環が生まれたのではないかなと思います。
――ハイボールの際に注意していることは?
僕は弾くよりもキャッチに行く意識を強く持っています。
キャッチすれば相手の攻撃をそこで終わらせることができますし、なおかつ攻撃のスタートにいち早く転じることもできます。これはGKにしかできないことだと思うので、「ボールを掴むこと」にはすごくこだわりを持っています。
――どの時点で弾くか掴むか切り替えられるものなんですか?
僕はギリギリまで、難しいボールでもできるだけ掴みにいくことを考えています。なので、今まで弾いていたボールを掴めたりすると、また新しい自分に気づくことができたりするのでそういった部分は楽しいですね。
――逆に課題はどこでしょう?
一つ一つのプレーのクオリティをもっと上げられると思いますし、GKからのビルドアップはもっともっと精度を上げたいです。
――参考にしている選手はいますか?
それこそ、西川周作選手は後ろからの繋ぎも上手いですし、よりゴールに直結する、観客を魅了するようなボールも出すことができる選手なので見習っている部分はあります。
――以前、マヌエル・ノイアー選手を挙げていたこともありましたね。
ノイアー選手は守備範囲がすごく広いですね。DFラインの裏に出てくるボールの処理はGKにとって一番難しいといっても過言ではありません。
ただ、そういったところにトライをしつづけないと成長もないですし、ミスを恐れずにトライしていきたいと思います。