過去のその日にあったことを振り返る「On This Day」。今日、海外で話題になっていたのは、元祖ロナウドの悲劇的な怪我だ。

2000年4月12日、ロナウドはラツィオとのコッパ・イタリア決勝で右膝蓋腱の部分断裂から141日ぶりに復帰した。だが、出場からわずか6分後に同じ個所を今度は完全断裂。

そばにいた選手はヒザが壊れる音を聞いたというほどで、ピッチ上で右ヒザを抱えて絶叫する姿はあまりにショッキングだった(再復帰したのは522日後)。

ヒザに重傷を負うまでのロナウドがいかに凄かったのかが如実に分かる一戦が、この2年前に行われたラツィオとのUEFAカップ決勝だ。

あのアレッサンドロ・ネスタが「自分史上最悪の経験は、1998年のUEFAカップでのロナウドとの対戦」と吐露したほど。その異次元のプレーがこれ!

ひとりだけ完全に別次元…ネグロ、ファバッリ、ネドヴェドといった相手選手はボールに触れることさえできていない。この時のロナウドは弱冠21歳なのだが、まさにやりたい放題だ(ネスタは22歳)。

ロナウドvsネスタは動画1分2秒~、ロナウドがとどめの3点目を決めたのは、動画1分29秒~。

全部のプレーがスゴイのだが、低い位置で相手2人を軽くいなして逆サイドに展開するパスも見事だ(動画27秒~)。

そんな一戦は3-0でインテルが勝利。ちなみに、この当時チームメイトだったディエゴ・シメオネは、ロナウドが大怪我を負った際にはラツィオの選手ながら真っ先に駆け寄り声を掛けている。

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