新型コロナウイルスの影響によって中断されているプレミアリーグ。

英政府は残り92試合を中立地で開催することを提案している。ただ、この案については、残留争いをしているクラブたちが公に反対意見を表明。

『ESPN』によれば、アーセナルやトッテナム、チェルシーなどのビッグクラブたちも、政府にこの計画を放棄するように要請したという。現時点では20チーム中12チームが反対しているとのこと。

同紙では、反対する理由のひとつとして、巨額のスポンサー契約を挙げている。

アーセナルは2018年にエミレーツ航空と5年間2億ポンド(262億円)で契約を延長。契約にはスタジアムの命名権や試合日のスポンサーシップなども含まれており、スタジアムで試合が開催されない場合は全てが減る。

ちなみに、スタンドが空っぽになったエミレーツ・スタジアムはこんな感じ。

全てのクラブにはスポンサーがついており、広告を打っているスタジアムで試合が行われないことは痛手になる。

スパーズも『AIA』と3.2億ポンド(420億円)の巨額契約を結んでいるが、これにもスタジアムでの広告が含まれている。チェルシーのスポンサー『Hublot』も同様だ。また、ビール会社『Singha』との契約には、試合放送でテレビに映る看板広告も含まれている。

【関連記事】日本企業が胸スポンサーになった有名サッカークラブまとめ

中立地での開催はセキュリティ面を考慮した警察当局が推奨しているものでもあるというが…。

【厳選Qoly】日本代表、2024年に評価を上げた5名の選手

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手