ルイス・エンリケ

レアル・マドリー→バルセロナ(1996年)

スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督は、現役時代にレアル・マドリーからバルセロナへ“禁断の移籍”を果たした選手だ。

彼は1992年から5シーズン、白い巨人でプレーしたが、守備的なポジションでの起用法に不満を抱き、1996年夏に宿敵バルセロナへ移籍する。

もちろんこの移籍は大きな反発を招いた。しかし彼はそれまでの鬱憤を晴らすように初年度に17ゴール、2年目には18ゴールを記録し、その後も息の長い活躍で主将も任された。

指導者としても「MSN」(メッシ、スアレス、ネイマール)の共存を成功させるなど、今やクラブの象徴的な人物の一人となっている。

ソル・キャンベル

トッテナム→アーセナル(2001年)

巨漢センターバックとしてイングランドで一時代を築いたソル・キャンベル。

彼はかつてスパーズで主将を務めたが、チャンピオンズリーグに出場することを望み、ノース・ロンドンの宿敵であるアーセナルへ移籍した。

主将でありながら移籍金さえ残さなかったことは猛烈な反発を招くことに。サポーターは「Judas」を掲げて怒りを表明した。

それでも彼はアーセナルでアンリらと共に黄金期を過ごし、多くのタイトルを獲得している。