J1の名古屋グランパスが好調だ。

昨季13位と低迷した名門クラブは今季、新型コロナウィルスの影響による中断を挟み、開幕からの6試合を4勝2分と無敗で乗り切った。

第8節の柏レイソル戦で今季リーグ戦初黒星を喫したものの、直近の浦和レッズ戦では前半だけで5ゴールを奪うなど状態の良さを見せつけて勝利を収めている。

6月には2018年に得点王に輝いた元ブラジル代表FWジョーとの契約を解除している。

にもかかわらず、ここまで1試合消化が少ないながらも、名古屋が9節終了時点で4位と上位争いに食い込んでいるのはなぜだろうか。

今回の当コラムでは、攻守のバランスが高次元で整っている要因に迫っていきたい。