Xファクターは誰?

これで5名の紹介を終えたわけだが、最後にXファクターの存在にも触れて、このコラムを締めたいと思う。今年のマーケットは10月5日まで開かれており、さらなるキャストが加わる可能性も大いにある。

個人的には、降格したボーンマスから、かつてのアイドルでありリーダーであったルイス・クック、そして現在フリーとなっている上に、ビエルサのスタイルに完全にマッチするであろうエディンソン・カバーニの加入を強く求めている(無論、パトリック・バンフォードのカムバックには敬意を持っている)が、一方でこのクラブには多くの有望な若手も存在する。

テイラー・ロバーツはそのスピードとポリバレントさを武器に、サブの切り札となり得るだろうし、ジェイミー・シャクルトンはその年齢に似つかない落ち着きとIQの高さを誇る。

出場試合数こそ少ないものの、今年のFAカップアーセナル戦でのロビー・ゴッツのタフなプレーとエンジンは、プレミアのピッチで是非とも観てみたい才能であった。はたまた、現クラブの象徴的存在であるベテラン、パブロ・エルナンデスの勝負強さはどこで炸裂するのか。

すでに先の開幕戦で、今季の台風の目となるポテンシャルを全世界に知らしめたリーズだが、その道程は決して平坦なものではないだろう。

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しかし、そんな“ドラマ”が、彼らには実に似合う。そして頑固なエル・ロコがいる限り、そのドラマティックなスタイルが変わる事も、決してない。

激しく、美しく、劇的に。

自分の語彙力を呪おう。今季はリーズ・ユナイテッドから目が離せない。

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