攻守のバランスを整えるには
では、ポゼッションスタイルを貫きながら攻守のバランスを整えていくにはどうすればいいのか。
まず手を付けたいのは、システムの固定と守備ブロックの再構築だ。
新指揮官(9月22日19時の時点で未定)がどのようなシステム/戦術を採用するかは不明だが、失点減のため3バックに固定すべきだろう(4バックはビハインド時のオプションとする)。
高い最終ラインの裏を集中的に狙われている現状を踏まえ、ディフェンスの際は素早くリトリートして自陣深くに守備ブロックを構築し、ゴール前のスペースを消すことを最優先としたい。
続いて中盤の構成だが、圧倒的なテクニックを誇るイニエスタを攻撃面で最大限活かすため、ダブルボランチの一角ではなく左インサイドハーフで起用。アンカーに捌き役のサンペール、右インサイドハーフに万能型の山口を置いた3センターとし、両ウイングバックを含めた5人を中盤とする。