フランスの絶対王者に君臨しながら、悲願のCL制覇には一歩届かなかったPSG。
今夏はチアゴ・シウヴァやエディンソン・カバーニ、トマ・ムニエらが退団したものの、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、GKアレクサンドル・ルトゥリエしか補強していない。
そうしたなか、トーマス・トゥヘル監督はクラブの移籍ポリシーを揶揄する発言をした。
「(新戦力を補強しない)かもしれない。(昨年までとは)同じクオリティではない、同じ選手ではない。これが現実だ。(CL優勝は)より難しいだろう。リヴァプールも補強したし、準々決勝で敗れたシティも2人のDFを補強した。アトレチコはスアレスを獲った。我々はただで選手を失いすぎている。ラビオもそうだったし、今季は7選手もだ。ドラクスラーやベルナト、ディマリアも続きうる。悪い状況だ、その後に選手を買う金がないからね」などと述べたのだ。
『Le Parisien』によれば、スポーツディレクターのレオナルド氏はこの発言に反発したという。
「我々はあの声明を気に入らなかった。個人的にもそうだし、クラブとしても気に入らなかった。我々全員はサッカーだけでなくとてもシリアスな状況で暮らしている。現状を理解していないという事実が気に入らなかった。私には理解できない。彼が残ると決めたなら、スポーツ的ポリシーと内部ルールをリスペクトしなければいけない」などと述べたとのこと。
また、「今日は誰もが痛みを感じている。今は選手を買う時ではない。私が嫌いなのはこのチームが弱くなっていると考えていること」とも語っていたそうだ。
ただ、トゥヘル監督に制裁を科すのかについては、内部で対処すると述べるに留まったとのこと。
現時点では唯一の即戦力となっているフロレンツィ。アンジェ戦ではこんな超絶ゴールを決めている。
これはネイマールもびっくりのスーパーシュート!
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なお、試合は6-1でPSGが勝利している。