アーセナルのヨーロッパリーグ登録メンバーから外れてしまった元ドイツ代表MFメスト・エジル。
クラブで最も高額な給与を受け取りながらも3月からまったく出番を得られていない状況でありながら、契約が残っている今季限りは残留する見込みとなっている。
『BBC』のインタビューに答えた元アーセナル監督アーセン・ヴェンゲル氏は、彼について以下のように話した。
アーセン・ヴェンゲル
「エジルにとってはもったいないと思うね。まず、彼の年齢だ。才能ある選手が最もそれを発揮できる時期だからね。
そしてクラブにとってももったいないね。彼は素晴らしいタレントだ。ファイナルサードでキラーパスを出せるクリエイティブな才能を持つ。
現在のサッカーは、素早いカウンタープレッシングと切り替えを誰もが同じように行うものになりつつある。
だからエジルのような選手は排除されるのだろうが、忘れてはならないのは彼がどんな男であるかだ。レアル・マドリーでプレーした世界王者である。
アシストの記録を持っている男なんだ。彼を再びチームに組み入れる方法を見つけなければならないよ」
インタビューなどでは楽しそうな表情を見せているエジルであるが、その一方でピッチでは全く姿が見られない状態。
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かつてレアル・マドリーから彼を獲得してきたヴェンゲル監督にとっては、このようなクラスの選手を使わないことに疑問が尽きないようである。