一方で、タイトル獲得を置き土産に退任するパターンもある。

この場合は、”勇退”という意味合いが強い。チームのサイクルというのは3~4年が主であり、新陳代謝が上手く行かなければ、どんな栄光を掴んだチームも徐々に主力が衰えていき、気がつけば競争力を落とすのだ。

しかし、今回のC大阪のケースは、上記のどちらにも該当していない。

緻密な守備戦術の構築に定評のあるロティーナは、就任1年目の2019年シーズンにリーグ戦5位、昨季はリーグ戦4位でフィニッシュするなど上位争いを展開していた。

ロティーナ監督

また、在任中には残念ながらタイトル獲得は叶わなかったため、勇退という形でもないはずだ。

上位争いという結果を残しているのにも関わらず監督交代が発生するのは、一見するとフロントが迷走しているようにも思える。ともすれば一貫した戦略が存在せず、場当たりで監督人事を決めている感も否めないだろう。

しかし、近年のJリーグのトレンドを踏まえれば、今回の監督交代はまったくの驚きでもないのだ。