J王者の川崎フロンターレは柏レイソルを1-0で破り、開幕5連勝を飾った。
家長昭博の決勝ゴールを演出したのは、後半から投入された三笘薫。相手を置き去りにして左サイドを突破すると深くえぐって、アウトサイドでアシストを供給した。
この得点シーンだけでなく、後半頭に見せた突破も圧巻だった。
左サイドを駆け上がった三笘は2人に寄せられるも、その間に割って入る突破を敢行。ボールは相手に当たったのだが、その直後に相手を弾き飛ばして突き進み、決定機を作り出した。
【動画】得点シーンじゃない!三笘薫がやった破壊的ドリブルシーン
クラブ公式によれば、両指揮官は試合後にこう語っていたそう。
鬼木 達(川崎フロンターレ監督)
「カオル(三笘)に関しては1人で行けるところもあるし、スペースに運べるところもある。
そこはカオルに限らず、タツヤ(長谷川竜也)もそうだが、後半に相手が落ちているときに力を発揮してくれると思います。個人で運べる選手がいるのは一つ大きな力になると思います」
ネルシーニョ(柏レイソル監督)
「今日に関しては、三笘選手がスタメンで来るのではないかと思っていました。
そこで高橋峻希選手を起用したのは、彼の特徴としてある良い守備があり、スピードの特徴もある。ボールを奪ってからの攻撃参加、ショートカウンターに出ていける特徴もある。そこも狙って、前節の名古屋戦も休ませて、川崎戦に準備していました。
先ほども言いましたが、川崎の選手は、個々のクオリティがとても高い。
流れの中で最後は三笘選手の個人技にやられてしまいました。ただ、ここで三笘選手の個人技でやられてしまったというと、高橋選手を責めているような形になりますが、そこは勘違いして欲しくないです。
高橋選手を責めたいわけではない。あくまで相手のクオリティの部分にやられてしまった部分です」
過密日程が続く川崎は17日にヴィッセル神戸とのアウェイゲームを戦う。