EURO2020で優勝候補のひとつとされていたイングランド代表だが、ハリー・ケインの不発もあり得点力不足に喘いでいる。

マンチェスター・シティで主力に成長したフィル・フォーデンも起爆剤として期待されているひとりだ。

そうしたなか、イングランドのレジェンドであるウェイン・ルーニーは『The Times』でこんな指摘をしていたそう。

ウェイン・ルーニー

「選手としてのフォーデンは大好きだよ。

ただ、彼が4年以上もシティの選手として仕立て上げられてきたことを理解しなければいけない。

ペップ・グアルディオラ監督は彼をローン移籍させたり、違うサッカーを経験させたりしなかった。

彼のトップチームでの全キャリアは、グアルディオラのシティなやり方のプレーに費やされてきた。

16歳からプレーしてきたやり方を変えるのは難しい。

シティはファイナルサードでプレーする。彼らはそこでポゼッションを続ける。

フォーデンはドリブラーではない。いい短いパスでプレーしたり、いいポジションに入っていく選手だ。

周りの選手の動きによって、シティではそれが可能になる。

シティは大きな動きではなく小さく動く前に速い5ヤード(4.5メートル)のパスを出す。

それによって、フォーデンはフリーになって、スペースに入り込み、“9番”になったりすることができる。

代表での彼はサイドでちょっと孤立している。ボールを受けてもポゼッションが遅く、彼の周りではほとんど何も起きない。

そのせいで彼はドリブルをしなければいけなくなっている。

そういうプレーをするなら、サイドの選手にドリブルが必要なプレーをするなら、それに長けているジャック・グリリッシュやジェイドン・サンチョをなぜ起用しない」

シティのプレースタイルに順化しているので、スタイルが異なる代表でのプレーにハマっていないと分析しているようだ。

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イングランドはグループステージ最終戦で首位チェコと対戦する(勝点は同率)。

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