先月末に始まったJ1リーグも、既に4節を消化した。
未だに試行錯誤が続くクラブもあるにはあるが、多くのクラブは新シーズンの戦い方が徐々に見えてきた。それはスターティングメンバーだけではなく、リード時もしくはビハインド時それぞれの交代枠の使い方も含まれる。
試合の流れを変えたいときに切る切り札も同様であり、監督はベンチに勝負の一手を用意しているものだ。その中でも今回は、攻撃が停滞したときに投入する駒として最適なドリブラーを紹介する。
田中 達也(ガンバ大阪)
昨シーズンはJ2のロアッソ熊本で9ゴール12アシストとブレイクを果たし、複数のJ1クラブが争奪戦を繰り広げた結果、出場機会を保障したガンバ大阪へ加入した。
攻守にハードワークでき、抜群のスピードを武器にサイドを攻略できるスプリンターで、そのプレースタイルは宮本恒靖監督が求めるそれと合致する。
開幕戦では、ビハインドで迎えた後半に2列目で起用され、シザースからの縦突破という形でクロスを何本も打ち込んだ。宮本監督はキャンプからあくまでサイドバックとして計算しているようだが、まだ守備面では監督の求める基準に達していない。
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まずは攻撃のジョーカーとしてアピールし、いずれは絶対的主力が唯一不在の右サイドバックでの定位置奪取を狙う。