東京五輪の男子サッカーで日本と同組になったフランス代表。このほど、本大会メンバー18人とリザーブメンバー4人を発表した。
だが、『RMC Sport』によれば、本大会メンバーのうち5人ほどがクラブからの派遣拒否にあっているようだ。
MFエドゥアルド・カマヴィンガ、DFブノワ・バディアシル、FWアミヌ・グイリの所属クラブであるレンヌ、モナコ、ニースは選手を絶対に派遣しない姿勢だという。
オリンピックはFIFAの公式トーナメントではないため、クラブに派遣義務はない。
🇫🇷 Camavinga became the youngest France goalscorer since 1914 with this 𝘪𝘯𝘤𝘳𝘦𝘥𝘪𝘣𝘭𝘦 finish 🤯
💫 Name a player with more potential...#NationsLeague | @FrenchTeam pic.twitter.com/i0i2ysiZIW
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) October 11, 2020
【動画】これは天才!カマヴィンガ、17歳で決めたフランス代表初ゴールシーン
ニースのディレクターであるジュリアン・フルニエ氏は「彼は招集されたが、東京には行かない。ニースの選手は誰もオリンピックには行かないことが示されていた。不快に驚かされた。我が会長はノエル・ルグラエ(フランスサッカー連盟会長)と話し合い、我々の立場を明確にした。FIFAはクラブに義務を負わせていないので、我々には自分たちの権利がある」と断言。
また、レンヌ会長も8月末にUEFAカンファレンスリーグのプレーオフがあることを指摘して、「(カマヴィンガの派遣は)不可能」だと述べているそう。そして、モナコ副会長も「オリンピックの重要性は理解しているが、クラブの戦略的利益に目を向けなければいけない。CL出場をかけた重要な4試合がある」との見解を示している。
さらに、チェルシーもDFマラング・サールを保持したがっているほか、MFブルーノ・ギマランイスのブラジル五輪代表派遣には合意したリヨンもMFマクソンス・キャクレのフランス五輪代表行きは望んでないとか。
メンバー発表後も派遣拒否が相次いでいるフランスだが、6月30日までに最終リストを提出しなければならない。