東京五輪の男子サッカーで日本と同組になったフランス代表。このほど、本大会メンバー18人とリザーブメンバー4人を発表した。

だが、『RMC Sport』によれば、本大会メンバーのうち5人ほどがクラブからの派遣拒否にあっているようだ。

MFエドゥアルド・カマヴィンガ、DFブノワ・バディアシル、FWアミヌ・グイリの所属クラブであるレンヌ、モナコ、ニースは選手を絶対に派遣しない姿勢だという。

オリンピックはFIFAの公式トーナメントではないため、クラブに派遣義務はない。

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ニースのディレクターであるジュリアン・フルニエ氏は「彼は招集されたが、東京には行かない。ニースの選手は誰もオリンピックには行かないことが示されていた。不快に驚かされた。我が会長はノエル・ルグラエ(フランスサッカー連盟会長)と話し合い、我々の立場を明確にした。FIFAはクラブに義務を負わせていないので、我々には自分たちの権利がある」と断言。

また、レンヌ会長も8月末にUEFAカンファレンスリーグのプレーオフがあることを指摘して、「(カマヴィンガの派遣は)不可能」だと述べているそう。そして、モナコ副会長も「オリンピックの重要性は理解しているが、クラブの戦略的利益に目を向けなければいけない。CL出場をかけた重要な4試合がある」との見解を示している。

さらに、チェルシーもDFマラング・サールを保持したがっているほか、MFブルーノ・ギマランイスのブラジル五輪代表派遣には合意したリヨンもMFマクソンス・キャクレのフランス五輪代表行きは望んでないとか。

メンバー発表後も派遣拒否が相次いでいるフランスだが、6月30日までに最終リストを提出しなければならない。

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