6位:ジュゼッペ・ジャンニーニ

フランチェスコ・トッティが憧れた先代「プリンチペ」。下部組織から育成されたローマで15年を過ごし、300試合以上に出場。優雅で創造的なプレーに加え、無尽蔵のスタミナと戦術的センスも備え、ゴール感覚も見事であった。

1990年ワールドカップではイタリア代表の3位入賞に貢献しており、通算で47cap6ゴールを記録している。長髪で甘いマスクを持っていたため女性人気も高かったが、現在は薄毛が進行してシブくなっている。

5位:ジャンフランコ・ゾラ

90年代から2000年代にかけてイタリア最高のタレントと評価されながら、キャリアのピークでプレミアリーグに活躍の場を求め、代表チームでは中心になれなかった。そのキャリアと穏やかな人格で、他のクラブのファンからも愛されたファンタジスタだ。

小柄な体格であったが、ボールを持った際のとてつもないスキル、そして正確無比のゲームビジョンとパス、さらに「PKより得意」というフリーキックも持っていた。

4位:ロベルト・マンチーニ

現在イタリア代表の監督を務めているロベルト・マンチーニ氏。選手としてピッチに出ていた時、優雅さと創造性、そして燃えるような気質が組み合わされた素晴らしいプレーを見せていた。

1990年ワールドカップのメンバーとして3位入賞に貢献。クラブではジャンルカ・ヴィアッリとの黄金コンビでゴールを量産していた。代表では後にロベルト・バッジョの控えとなってしまったことから、最終的に34試合4ゴールという記録に留まっている。

3位:フランチェスコ・トッティ

ローマ一筋にプレーし続けた「プリンチペ」。90年代から2000年代にかけてイタリアの象徴的な選手であり、チャンスメイクからゴールまで得点に関わる全てのプレーが信じられないほどに高レベルであった。

ただ、代表では意外なことに58試合で9ゴール。それ以上に数字が伸びなかった原因は負傷に悩まされたことであり、2006年に国際試合からの引退を表明していた。だが、創造性の不足に困っていたイタリア代表からは何度も復帰要請があったとも…。