悲願のリーグ制覇の可能性は?

冒頭でも触れた通り、今季の神戸はリーグ戦3位フィニッシュが確定し、来季のACLプレーオフ出場権をゲットした。

昨季はベスト4へ進出し、アジアの頂点を射程圏内に捉えた。まずはプレーオフを勝ち抜き、アジアの舞台でも存在感を見せつけたいところだ。

アジア制覇にも期待がかかるが、悲願のリーグ初制覇にも機運が高まる。とはいえ、同じポゼッションスタイルを貫く川崎フロンターレ、横浜F・マリノスと比較すると、戦術の完成度はまだ及ばないだろう。

流れるようなパスワークを展開する両チームの完成度はリーグでも群を抜いているだけに致し方ないが、大物助っ人そして日本代表経験者を複数擁する現スカッドのタレント力は両チームを上回っており、この強みを押し出して戦っていくことになりそうだ。

特にポストプレーやアシストで貢献している大迫がゴールを量産できれば、今よりも勝点を積み重ねられるようになるだろう。ポストプレーの質は相変わらず高いだけに、点取り屋としての本領を発揮したい。

また、バルセロナ時代に同僚だったイニエスタとのコンビネーションに冴えを見せるボージャンは、純然たるフォワードではなくチャンスメイカーとして、受け手にも出し手にもなれる柔軟性が目を引く。ポゼッションスタイルを進化させる存在になれれば面白い。

黄金期を謳歌する川崎の充実ぶりを踏まえると、現時点では来季のリーグ制覇の可能性は45~55%と予想する。

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だが、今オフ以降の補強次第でこの確率は跳ね上がる。今夏もアッと驚く大型補強を敢行しており、どんな大物選手が加入しても驚きはない。更なるビッグネームの電撃入団にも期待しつつ、来季の戦いぶりも注目していきたい。

written by ロッシ

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